天窓が雨漏りの原因になりやすいってホント?

明かり取りとしての機能はもちろん、意匠性の高さからも人気を集めている「天窓」。その一方で、雨漏りの原因とも考えられがちですが、実際の雨漏りリスクはどの程度あるのでしょうか。以下では、天窓について改めてメリットとデメリットを考えるとともに、雨漏りが生じた場合の対処法をご紹介します。


1.天窓のメリット、デメリット

天窓は「トップライト」とも呼ばれるように、天井からの採光によって部屋を明るくできるのが最大のメリットです。また、室内に開放感をもたらし、風通しもよいので室内に熱がこもりにくいのも魅力で、壁に窓がないぶんレイアウトの自由度が増します。さらに、照明や冷房の使用を抑制できるため、省エネにも効果的です。
一方で、デメリットとしては雨音が響く、結露しやすいなどが指摘されます。特に結露は木製の窓枠を腐食させるだけでなく、柱や梁などの構造材を腐らせたり、カビを繁殖させる恐れもありますので、注意したい点のひとつです。

2.天窓の雨漏りリスクは?

かつては「天窓=雨漏り」といわれるほどに、天窓からの雨漏りが多かったといわれています。ただし、それは天窓がまだ一般的でなく、大工などの施工者による“造り付け”だった頃の話。近年では天窓専門メーカーによる防水効果の高い天窓が普及しており、雨漏りのリスクは大きく低減されています。
とはいえ、天窓のない一般的な屋根と比較すると、屋根に穴を空けている分だけ、どうしても雨漏りのリスクは高まります。つまり、必ず雨漏りするとまではいえないものの、多少のリスクは想定しておくべき、ということになります。

3.天窓の雨漏り対処法

天窓から雨漏りが生じた場合は、その深刻度合いに応じて対処法が異なります。 天窓と屋根の継ぎ目に隙間ができ、そこから雨漏りが生じているような軽微な場合は、コーキング剤などで隙き間を埋める補修を行います。

天窓や窓枠そのものが経年劣化している場合は、天窓自体を交換することになります。 天窓を取り替えても雨漏りが生じるという場合は、そもそも天窓だけが原因ではなく、屋根全体が劣化している恐れがあるので、全体的にふき替えることを検討する必要があります。その際、天窓が劣化の原因になっているのであれば、ふき替えに併せて天窓をふさいでしまうことも考えられるので、建設業者や修理業者に相談する必要があります。
さまざまなメリットがある天窓ですが、天窓のある暮らしを楽しむためには、雨漏りのリスクを考えることが大切です。安易に天窓を設けて後悔することのないよう、メリットとデメリット、リスクの大きさをしっかりと理解した上で選びましょう。

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